松江の DOOR と LUCIE RIE の本

Posted by admin on 05 9月 2008 at 08:13 pm | Tagged as: favorite

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ときに、一冊の本との出会いは旅先で刻まれる心象風景のように、新しい発見と未経験の懐かしさを楽しませてくれます。
旅先で、それも素敵な空間の中で出会った本なら尚更のこと…。

この夏に滞在したのは、松江〜出雲〜奥出雲。実家への帰省も兼ねての旅ではありますが、恒例の大社参拝に始まり出雲民藝協会主催の地元の窯元や工房の見学、温泉地への宿泊もまじえ、例えるなら「日本を遊学するフィンランド人」?のような気分を楽しむ旅でした。

その中でも、街はずれにひっそりとたたずむ小さな近代美術館のような素敵なお店 DOOR は、松江に来れば必ず立ち寄りたいスペースの一つです。
今回は、『民藝』というキーワードでは話のあう母と共にそのお店を訪ね、美味しい和菓子とお抹茶を頂きながら、まったりとした時間を楽しませていただきました。

そのとき出会ったのが、ルーシー・リーの作品集、#1 #2
それまで、バーナード・リーチなどの印象に隠れて、それほどには意識してこなかった彼女による造形世界が、なんとも言えない芳醇なフォルムと質感で立ちあらわれ、私の心はたちまち感動でいっぱいになってしまっていました。
北極圏の旅で感じた壮大な自然観、そして改めて巡った出西窯や白磁工房で視た”土と手”による風景の余韻が、新しい深みを持った視点を結んでくれたのかもしれません。

以前、タピオ・ウィルカラの作品集に出会い、数年後にヘルシンキのデザインミュージアムで旅先の空気感とともに実物の作品群を目にして 感動を新たにした経験があります。
ルーシー・リーの作品達に実物で出会えるのはロンドンなのか、それともウィーンになるのか、これまで国内の展示に足を運んでなかったことは自分にとっては”祝福されたタイミング”になるかもしれない…、そんなことを考えながらページをめくっています。

DOOR BOOKSTORE
島根県松江市上乃木1-22-22
Open/13:00-18:30 Close /月曜日
Tel/0852-26-7846 Fax/0852-26-7382


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