OndesMartenot 〜Well-Temperamental

Posted by admin on 11 4月 2008 at 10:24 am | Tagged as: Japonica Experimental Folklore

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新作ファブリック、テンペラメントシリーズが、この秋(2008年8月)、代官山coccaよりリリースされます。
テンペラメントとは「自然界(マクロコスモス)と呼応する情動的な内面(ミクロコスモス)の描写」として使われる言葉ですが、ここではピタゴラス起源でドイツのバロック期に発展した古典天文学的な天上の音階をイメージしています。
布に描かれたパターンがミニマルミュージックのように反復していくことで、パイプオルガンのようにも北極圏にたゆたうオーロラのようにも見えてくる宇宙音階のイメージは、フォークロアな視点から宇宙空間へと飛翔していく新たな表現への試みです。
着想のきっかけはヘルシンキのテンペリアウキオ教会から得たインスピレーションにありますが、アラスカ北極圏でのフィールドワークも、この布の意味を確認 するためのものでした。(私にとって、北極圏に接するフィンランドの自然は女性性を、アラスカの大自然は男性性を感じる場所のようです。)事実、そこで観 た光景は有史以前から変わることのない普遍的な美しさを奏でていて、通常の生死の概念や思考の枠を超えた、よりエレガントな「なにか」を感じさせられる経 験でした。宇宙飛行士の体験に近いものといえば言い過ぎでしょうか、ラブロックのガイア仮説にも通ずる感覚です。
布の本分は日常生活で部屋や道具や身体を包むことにありますが、そこに添えられたダイナミックな宇宙音階のモチーフが、各々の生活に新しい「なにか」を想起させてくれることを祈りつつ製作しています。#cocca地図


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