名古屋芸術大学 デザイン学部 クラフトブロック
テキスタイルデザイン選択コース デザイン実技
仕事と暮らしのプリント表現
授業の目標
スクリーン プリントを中心とした、テキスタイル デザインの基礎技術を習得。
同時に、布の市場と文化の全景を把握し、歴史的背景から現代の需要や今後の
傾向予測を踏まえたうえで、各自の視点と製作姿勢を確認させ、布の製品開発
における実践的な企画力や表現力に繋げていく。
また、季節感・地域性・時代性・音楽・文学など、様々な要素を踏まえた表現
が行えるよう、豊かな発想力と構成力を育てていく。
1週目 人の暮らしと布表現の営み
講義:布の起源と歴史〜継承文化に触れながら、
布と暮らしの関係性について認識を深める。
演習:衣食住に及ぶ『布』の役割と、その魅力について、
各自イメージ シートを作成する。
2週目 時系列で見る布の文化史 (四方送り、ハーフステップ、京口/型口)
講義:20世紀に描かれたプリント ファブリックの図案と、
その時代背景を年代別に紹介する。
演習:音楽や詩など、他ジャンルの表現形態から連想した、
ワンウェイ構図の図案を作成する。
3週目 新しい民藝とファスト・ファッション…同時代の布表現
講義:2000年代に注目されたテキスタイル デザインを分析し、
2010年代の傾向を予測する。
演習:”テキスタイル市場の現状”について、各自リサーチし、
分析したうえで図解表現する。
4週目 ”世界を旅する”布表現 (ツーウェイの総柄、織や染の風合いのプリント表現)
講義:世界各地の布表現に触れながら、普遍性の高い柄や
汎用性のある反復柄について学ぶ。
演習:ミニマル、アノニマス、フォークロア、をキーワードに、
架空の”民族柄”を作成する。
5週目 表現の多様性と独自の世界観(アートとクラフト、フリースタイルの可能性)
講義:デフォルメ、抽象描写、コラージュ、タイポグラフィの表現に触れ、
発想の幅を広げる。
演習:絵本の世界を題材に、架空の世界観〜物語性を構築し、全面構図の
パネル柄を作成する。
6週目 インハウス・デザイナーの営みについて
講義:布の市場展開における企画→製作→商品化→広報→展示→販売まで
の全過程を把握する。
演習:将来のデザインの現場を想定した、新しい布製品・企画シートの作成。
*プリント工程の見学
7週目 テキスタイル・ブランドの展開について
講義:ブランドイメージの構築、フローチャートの作成、展示会開催、
プレス リリースの手順。
演習:新しいブランドのコンセプトと名称を考案し、ロゴや製品展開
のラフを描く。
8週目 未来の暮らしと布表現
講義:環境保護、国際交流、文化保存、教育活動など、社会貢献性の
高い布表現や製造過程を紹介。
演習:各自が身近に感じられるテーマから、社会貢献に繋がる布製品の
企画デザイン案を作成する。
9週目
プリント図案の作成 コンセプトの構築と計画、図案作成、レイアウト(リピート柄)
10週目
スクリーンプリント原稿〜入稿データの作成/pc使用
11週目
プリント作業 (綿布、反応性染料)
12週目
プレゼンボードの制作(作品撮影、プロダクト展開の作図)/pc使用
13週目
補講1:プレゼンボードの補修とプロダクトへの落とし込み(任意)、個別就労相談
14週目
補講2:プレゼンボードの補修とプロダクトへの落とし込み(任意)、個別就労相談
15週目
プレゼンテーション、合評
授業計画と内容
様々な時代や地域に見られる特徴的な布表現について認識を深め、
これからの時代に必要とされる布のあり方について各自考察する。
布製品を企画・制作していく際の、着眼点やコンセプトの組み立て、
制作工程や布市場の仕組みと可能性について学習する。
作品制作を行う中で、色見本作成の手順やリピート柄の構成など、
スクリーン プリント/テキスタイル デザインの基礎技術を学ぶ。
履修者への留意事項
全ての授業が連動性をもって一つの体系をなしているので、欠かさず参加すること。
成績評価の方法と基準
製作物、レポート提出、主席日数、授業態度により決定する。
教科書・参考文献
随時、資料を持参し、テキストを配布する。
Posted by admin on 05 2月 2011 | Tagged as: Academy / College & University